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基準地価 × 成約データ / LAND PRICE 2026

2026年の基準地価、
浦和と大宮はどう動いたか

さいたま市129地点で下落ゼロ。上昇率の上位10地点は、すべて浦和区と大宮区の駅前

9月15日に、今年の基準地価(令和8年都道府県地価調査)が公表されました。ニュースでは「全国平均+1.5%、5年連続の上昇」と伝えられています。ただ、浦和や大宮で土地や家を売ろうとしている方、買おうとしている方が知りたいのは、全国の平均ではなく、ご自分の街の数字だと思います。そこで、さいたま市にある129の調査地点を1つずつ集計しました。区ごとの住宅地の動き、浦和駅前と大宮駅前の価格、駅からの距離による違い、この半年の勢い、そして実際に売れた中古マンションの相場との関係を、順にお伝えします。

公開 2026年9月17日最終確認 2026年9月17日

SAITAMA CITY

0地点 / さいたま市129地点のうち下落した地点(上昇126・横ばい3)
浦和駅前
176万円/㎡(+13.5%)
大宮駅西口
376万円/㎡(+9.9%)
住宅地
浦和区+4.1%・大宮区+3.9%

さいたま市は129地点すべてが、上昇か横ばい

基準地価は、都道府県が毎年7月1日時点の土地の価格を調べて公表するものです。さいたま市には129の調査地点がありますが、今年、前の年より下がった地点は1つもありませんでした。上昇が126地点、横ばいが3地点です。住宅地の変動率を区ごとに並べます。

FIG. 01さいたま市10区の住宅地の変動率(中央値)
横にスクロールできます0%1%2%3%4%浦和区 住宅地9地点・中央値40.9万円/㎡+4.1%大宮区 住宅地9地点・中央値30.5万円/㎡+3.9%中央区 住宅地7地点・中央値33.0万円/㎡+3.9%南区 住宅地11地点・中央値27.5万円/㎡+3.9%北区 住宅地10地点・中央値20.6万円/㎡+3.2%緑区 住宅地15地点・中央値17.6万円/㎡+2.8%見沼区 住宅地13地点・中央値12.5万円/㎡+2.6%西区 住宅地9地点・中央値12.6万円/㎡+2.4%岩槻区 住宅地8地点・中央値10.1万円/㎡+1.8%桜区 住宅地7地点・中央値13.1万円/㎡+1.6%

令和8年都道府県地価調査(2026年7月1日時点)。区内の住宅地の調査地点の対前年変動率の中央値。右の価格は1㎡あたりの価格の中央値。

いちばん高いのは浦和区の+4.1%で、大宮区・中央区・南区が+3.9%で並びます。京浜東北線と埼京線の沿線にある4区です。全国の住宅地の平均は+1.0%ですから、この4区は全国の4倍近い速さで上がっています。桜区+1.6%岩槻区+1.8%も全国平均を上回りました。さいたま市は、市内のどこを見ても地価がしっかりしている街です。

上昇率の上位10地点は、すべて浦和区と大宮区の駅前

市内129地点を上昇率の高い順に並べると、上位10地点はすべて商業地で、浦和区が5地点、大宮区が5地点でした。

さいたま市の上昇率 上位10地点(2026年7月1日時点)
順位所在最寄り駅1㎡あたり前年比
1浦和区東仲町1-23浦和176万円+13.5%
2浦和区岸町7-1-7浦和 500m93.0万円+12.2%
3浦和区仲町1-6-1浦和 170m113万円+10.8%
4浦和区仲町4-2-22浦和 1,000m55.7万円+10.7%
5浦和区高砂2-4-3浦和 450m138万円+10.4%
6大宮区宮町1丁目86番1大宮 300m310万円+10.3%
7大宮区桜木町2丁目4番9大宮 250m376万円+9.9%
8大宮区吉敷町4丁目262番16外さいたま新都心 160m236万円+9.8%
9大宮区吉敷町4丁目13番2さいたま新都心 600m81.2万円+8.3%
10大宮区大門町3丁目59番1大宮 500m146万円+8.1%
FIG. 02浦和駅前と大宮駅前の基準地価の推移(2018〜2026年)
浦和駅前大宮駅西口
横にスクロールできます0100200300400201820192020202120222023202420252026万円/㎡大宮駅西口 2018年 221大宮駅西口 2019年 243大宮駅西口 2020年 252大宮駅西口 2021年 251大宮駅西口 2022年 262大宮駅西口 2023年 281大宮駅西口 2024年 309大宮駅西口 2025年 342大宮駅西口 2026年 376浦和駅前 2018年 101浦和駅前 2019年 111浦和駅前 2020年 118浦和駅前 2021年 117浦和駅前 2022年 122浦和駅前 2023年 129浦和駅前 2024年 141浦和駅前 2025年 155浦和駅前 2026年 176大宮駅西口 376浦和駅前 176

各区でいちばん価格の高い調査地点(浦和区東仲町1-23、大宮区桜木町2丁目4番9)の1㎡あたりの価格(万円)。都道府県地価調査、各年7月1日時点。

浦和駅前の地点は1㎡あたり176万円で、前の年から+13.5%2018年の101万円からは74%上がりました。大宮駅西口は376万円で市内の最高価格、2018年からは70%の上昇です。駅前の商業地がこれだけ上がるのは、その街に店やオフィスを出したい会社が増えているからです。駅前に人が集まる街は、周りの住宅地の価値も支えられます。浦和と大宮は、どちらもその形になっています。

住宅地は2018年から、浦和区で27%、大宮区で24%上がった

1年の変動率だけでは、長い目で見た動きが分かりません。区ごとの住宅地価格の中央値を、2018年から並べました。

FIG. 03さいたま市10区の住宅地の価格(中央値、2018〜2026年)
浦和区・大宮区その他の8区
横にスクロールできます010203040201820192020202120222023202420252026万円/㎡西区 2018年 11.3西区 2019年 11.3西区 2020年 11.2西区 2021年 11.2西区 2022年 11.4西区 2023年 11.7西区 2024年 12西区 2025年 12.3西区 2026年 12.6北区 2018年 17.35北区 2019年 17.85北区 2020年 17.95北区 2021年 18北区 2022年 18.45北区 2023年 18.9北区 2024年 19.45北区 2025年 20.05北区 2026年 20.65大宮区 2018年 24.6大宮区 2019年 25.4大宮区 2020年 25.7大宮区 2021年 25.8大宮区 2022年 26.6大宮区 2023年 27.4大宮区 2024年 28.4大宮区 2025年 29.4大宮区 2026年 30.5見沼区 2018年 12.1見沼区 2019年 12.1見沼区 2020年 12見沼区 2021年 11.9見沼区 2022年 11.9見沼区 2023年 12見沼区 2024年 12.1見沼区 2025年 12.2見沼区 2026年 12.5中央区 2018年 27中央区 2019年 27.8中央区 2020年 28中央区 2021年 28中央区 2022年 29中央区 2023年 29.9中央区 2024年 30.8中央区 2025年 31.7中央区 2026年 33桜区 2018年 13.2桜区 2019年 13.2桜区 2020年 13.1桜区 2021年 13桜区 2022年 13桜区 2023年 13桜区 2024年 13桜区 2025年 13桜区 2026年 13.1浦和区 2018年 32.3浦和区 2019年 33.4浦和区 2020年 34浦和区 2021年 34浦和区 2022年 35.9浦和区 2023年 37浦和区 2024年 38.1浦和区 2025年 39.4浦和区 2026年 40.9南区 2018年 22.5南区 2019年 23.2南区 2020年 23.5南区 2021年 23.5南区 2022年 24南区 2023年 24.7南区 2024年 25.6南区 2025年 26.5南区 2026年 27.5緑区 2018年 15.5緑区 2019年 15.6緑区 2020年 15.6緑区 2021年 15.6緑区 2022年 16緑区 2023年 16.7緑区 2024年 17緑区 2025年 17.3緑区 2026年 17.6岩槻区 2018年 9.265岩槻区 2019年 9.265岩槻区 2020年 9.17岩槻区 2021年 9.17岩槻区 2022年 9.22岩槻区 2023年 9.515岩槻区 2024年 9.75岩槻区 2025年 9.895岩槻区 2026年 10.09浦和区 40.9中央区 33大宮区 30.5南区 27.5北区 20.65緑区 17.6桜区 13.1西区 12.6見沼区 12.5岩槻区 10.09

都道府県地価調査の住宅地の調査地点の1㎡あたりの価格の中央値(万円)。各年7月1日時点。年によって調査地点が入れ替わることがある。

浦和区の住宅地は2018年の32.3万円から40.9万円へ、27%上がりました。大宮区は24%、中央区は22%、南区は22%です。2020年と2021年は足踏みしましたが、その後は毎年同じような勢いで上がっています。浦和区の40.9万円は市内でいちばん高く、30坪(約100㎡)の土地なら4,090万円ほどが目安になります。一方、桜区13.2万円から13.1万円と落ち着いた動きで、同じ市内でも手の届きやすい価格が続いています。

都心からの上昇が、川口を越えて浦和・大宮まで続いている

京浜東北線と埼京線に沿って、東京都北区からさいたま市、その先の上尾市・桶川市までの住宅地の変動率を並べます。

FIG. 04東京都北区から桶川市まで。住宅地の変動率(中央値)
さいたま市の区ほぼ都内(県境の街)ギリ都内(23区の外縁)その他の首都圏
横にスクロールできます0%2%4%6%8%10%12%東京都北区 23地点(上昇22)+11.6%板橋区 32地点(上昇32)+8.8%戸田市 13地点(上昇13)+5.9%蕨市 4地点(上昇4)+5.4%川口市 47地点(上昇47)+4.2%浦和区 15地点(上昇15)+4.1%大宮区 15地点(上昇15)+3.9%上尾市 23地点(上昇22)+1.6%桶川市 8地点(上昇7)+1.1%蓮田市 6地点(上昇5)+0.9%

令和8年都道府県地価調査(2026年7月1日時点)。各自治体の住宅地の調査地点の対前年変動率の中央値。都心に近い順に並べた。

東京都北区が+11.6%、板橋区が+8.8%、荒川を渡って戸田市が+5.9%、川口市が+4.2%、そして浦和区が+4.1%、大宮区が+3.9%です。都心に近いほど上昇が大きく、それが電車の路線に沿ってさいたま市の中心まで続いています。大宮の先の上尾市は+1.6%、桶川市は+1.1%と穏やかになります。東京の価格が上がるほど、次の選択肢として浦和や大宮が選ばれています。以前の記事で見た、東京23区や川口市から浦和区へ人が移ってくる流れと同じ形です。

浦和区に来た人は、どこから来たのか。5年前の住所で追う

駅に近い土地ほど、よく上がっている

さいたま市の住宅地98地点を、最寄り駅からの距離で4つに分けました。

FIG. 05駅からの距離別。さいたま市の住宅地の変動率(中央値)
横にスクロールできます0%1%2%3%4%駅から500m以内 11地点・31.4万円/㎡+3.8%駅から500m〜1km 26地点・21.1万円/㎡+3.3%駅から1〜2km 35地点・19.4万円/㎡+3.1%駅から2km超 26地点・13.3万円/㎡+2.0%

令和8年都道府県地価調査(2026年7月1日時点)。最寄り駅までの道路距離で分けた住宅地の対前年変動率の中央値。右は1㎡あたりの価格の中央値。

駅から500m以内の住宅地は+3.8%2km超+2.0%でした。価格も31.4万円13.3万円で、2倍以上の開きがあります。駅に近い土地は、もともと高いうえに上がり方も大きくなっています。これから買う方は、駅からの距離を優先すると将来の価値を保ちやすくなります。駅から離れた土地をお持ちの方も、2km超+2.0%と全国平均の2倍のペースで上がっていますので、ご安心ください。

この半年も、さいたま市の勢いは続いている

土地の公的な価格は、1月1日時点の地価公示と、7月1日時点の基準地価の年2回、調べられています。両方の調査地点になっている土地を比べると、半年ごとの動きが分かります。

半年ごとの変動率(同じ地点の中央値)
地域地点数2025年7月→2026年1月2026年1月→7月
さいたま市の住宅地10+1.70%+1.63%
さいたま市の商業地6+2.21%+3.47%
川口市・戸田市・蕨市8+2.76%+1.89%

令和7年都道府県地価調査(2025年7月1日)、令和8年地価公示(2026年1月1日)、令和8年都道府県地価調査(2026年7月1日)のすべてで調査地点になっている土地を、所在地で突き合わせて当社で計算しました。

全国では上昇の勢いが少し落ち着いてきたと言われていますが、さいたま市の住宅地は、前の半年が+1.70%、この半年が+1.63%で、ほぼ同じペースを保っています。商業地は+2.21%から+3.47%へ、むしろ伸びが大きくなりました。地点の数は多くありませんが、浦和・大宮を中心としたさいたま市の地価は、いまも力強く動いています。

土地が上がっている区は、マンションの成約相場も上がっている

基準地価は土地の価格です。実際に売れた中古マンションの相場と、同じ方向に動いているでしょうか。区ごとに並べました。

さいたま市10区の基準地価と、中古マンションの成約相場
住宅地の価格(中央値)前年比2018年から商業地の前年比中古マンション㎡単価10年前から
浦和区40.9万円/㎡+4.1%+26.6%+10.8%73万円/㎡+67.1%
大宮区30.5万円/㎡+3.9%+24.0%+9.1%72万円/㎡+84.9%
中央区33.0万円/㎡+3.9%+22.2%+4.5%56万円/㎡+46.5%
南区27.5万円/㎡+3.9%+22.2%+4.3%60万円/㎡+69.6%
北区20.6万円/㎡+3.2%+19.0%+3.7%39万円/㎡+60.7%
緑区17.6万円/㎡+2.8%+13.5%+3.2%37万円/㎡+57.7%
見沼区12.5万円/㎡+2.6%+3.3%+3.1%20万円/㎡+15.4%
西区12.6万円/㎡+2.4%+11.5%+3.0%17万円/㎡+17.3%
岩槻区10.1万円/㎡+1.8%+8.9%+2.4%31万円/㎡+146.2%
桜区13.1万円/㎡+1.6%-0.8%34万円/㎡+51.3%

中古マンションは国土交通省 不動産情報ライブラリ 不動産取引価格情報・成約価格情報(中古マンション等)2023〜2025年の成約㎡単価の中央値。「10年前から」は2013〜2015年との比較。

住宅地の上昇が大きい浦和区・大宮区・南区・中央区は、中古マンションの成約相場でも市内の上位です。浦和区は73万円/㎡で10年前から+67.1%、大宮区は72万円/㎡で+84.9%でした。土地の公的な価格と、実際に売れた値段が同じ方向を向いています。売却をお考えの方にとっては、土地でもマンションでも、いまは良い条件で話を進めやすい時期です。ご自宅の近くの地点の価格は、当社の路線価マップでも確かめられます。

路線価・地価マップで、ご自宅の近くの価格を見るご自宅の査定額を、成約データから試算する

まとめ:浦和と大宮は、駅前も住宅地も、この半年も上がっている

2026年基準地価で分かったこと
見方さいたま市・浦和・大宮の数字
市全体129地点のうち上昇126・横ばい3・下落0
駅前上昇率の上位10地点はすべて浦和区と大宮区。浦和駅前176万円/㎡(+13.5%)、大宮駅西口376万円/㎡(+9.9%
住宅地浦和区+4.1%、大宮区・中央区・南区+3.9%2018年からは浦和区で+26.6%
都心からの流れ東京都北区+11.6%→川口市+4.2%→浦和区+4.1%→上尾市+1.6%
駅からの距離500m以内+3.8%2km超+2.0%
この半年住宅地+1.70%+1.63%、商業地+2.21%+3.47%

この記事のまとめ2026年の基準地価で、さいたま市は129地点のうち下落がゼロでした。なかでも浦和と大宮は、駅前の商業地が市内の上昇率の上位を占め、住宅地も市内でいちばんの伸びです。東京の上昇が川口を越えてここまで届いていること、この半年も勢いが続いていること、中古マンションの成約相場も同じ方向に動いていることが、地点ごとの数字から分かります。これから買う方には、価値が支えられている街として、売る方には、いまの相場を確かめる良い機会として、参考にしていただければと思います。

浦和区の土地・中古マンション・戸建てを20年で見るなぜ浦和は「教育の街」と呼ばれるのか

使った数字と読み方

基準地価は令和8年都道府県地価調査2026年7月1日時点、2026年9月15日公表)の調査地点ごとの価格です。国土交通省の不動産情報ライブラリから、さいたま市と周辺の調査地点を取得し、自治体ごと、用途ごとに当社で集計しました。変動率は前の年から続けて調査されている地点の対前年変動率で、区や市の値はその中央値です。国や県が公表する平均変動率とは計算の方法が違うため、数字は一致しません。全国の変動率は国土交通省の公表値です。

2018年からの価格の推移は、各年の住宅地の調査地点の価格の中央値です。調査地点は年によって入れ替わることがあります。駅前の地点の推移は、同じ所在地の地点を年ごとに追いました。半年ごとの変動率は、地価公示と都道府県地価調査の両方で調査されている土地だけを使っています。中古マンションの相場は国土交通省 不動産情報ライブラリ 不動産取引価格情報・成約価格情報(中古マンション等)を区の全域で集計した値です。

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